10/30 朝の集い(校長先生のお話3)
- 公開日
- 2020/11/04
- 更新日
- 2020/11/04
お知らせ
ここでみなさんにクイズを出します。1号と2号、どちらが分解されたと思いますか。・・・正解は、何でもやってくれた1号の方です。
本当の優しさや思いやりは、自分にとって気持ちのいいものばかりではなく、苦しかったり難しかったりするものもあります。自分でできることまですべてやってあげていた1号でしたが、そのためタロウには、自分で生きていく力が何も身についていなかったのです。
みなさんには、誰にだって、自分でもまだ気づいていない素敵な力が隠れています。「才能とは続けること」と言われますが、すぐにあきらめたりせずに、たくさんの失敗をしたり、苦労したりしなければ、なかなか本当の力というのは身につかないものです。みなさんが立派な大人になっていくためには、ゆっくりでもかまいません。自分で考え、自分で決め、自分からやってみることが大切なのです。苦手なことが山ほどあってもいいんです。たとえ100回失敗しても、101回目にうまくいけばそれでいいんです。大切なのは、できるかできないかではなくて、自分でやろうとするかしないかなのです。
さあ、これからの長い秋をどう過ごすかで、今の学年でどれだけ伸びていけるかが変わってきます。友だちと助け合いながら、一つ一つのことにじっくりとチャレンジして、確かな力を身につけていきましょう。