学校日記

(一宮小)登場人物の生き方に共感し、自分を見つめる ― 6年生 国語科 公開授業

公開日
2025/12/18
更新日
2025/12/18

お知らせ



今回の授業は、物語の登場人物の生き方や考え方に触れ、そこから自分自身のこれからの生活に生かせることを考えることを目標として行われました 教材を通して、単に物語を読むだけでなく、「登場人物の誰に共感し、その生き方をどう自分の未来につなげるか」という深い対話を主眼に置いて授業を行いました。


授業の冒頭、担任から「物語を読んで、誰推しになりましたか」という問いかけがあり、本時のめあてである「共感できる人物から、これからの自分に生かせることを考えよう」という課題が示されました
児童たちは、これまでの学習を振り返りながら、自分が選んだ人物(太一の父や与吉じいさなど)がどのような人物であったかを短い言葉でまとめ直しました


児童は1人1台の端末(Chromebook)やノートを活用し、自分の考えをスライドやノートにまとめました。「勇気のある人になりたい」「何かを最後まで大切にできる人になりたい」といった、物語の描写に根ざした具体的な決意が次々と入力されていきました


一人で考えるだけでなく、互いの端末を見せ合いながら「応援コメント」を送り合う活動も行われました。
「私も勇気が持てないことが多いから、見習いたいと思ったよ」といった共感の声や、「あなたも普段から下級生の面倒をよく見ているから、もう大切にできる人になれているよ」といった温かい肯定の言葉が飛び交い、学びが深まる様子が見られました 最後に、物語は登場人物の生き方に注目して読むことで、自分自身を見つめ直すきっかけになり、読書がより楽しくなることを全員で確認しました


自分の考えをしっかりと持ち、ICTを使いこなしながら、友だちと高め合う6年生の姿が大変頼もしく感じられた公開授業でした。