5年生がいねこぎ(脱穀)をしました
- 公開日
- 2025/10/16
- 更新日
- 2025/10/16
お知らせ
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5年生が脱穀作業をしました。先日、稲刈りをした稲を2週間ほど干しておき、今日は、いよいよ脱穀です。昔の米作りを体験しようということで、これまでに手植えによる田植え、鎌を使っての稲刈りをしました。そして、今日は「足踏脱穀機」による脱穀と「唐箕」による風選(ふうせん)を体験しました。「足踏脱穀機」は、円筒型の胴に逆V字型の針金を付けたもので、踏み板を踏むとその胴が回転するという機械です。稲穂を一束持ち、穂先を胴に当てて、回しながら脱穀します。大正時代から昭和30年代ごろまで使われた道具です。「唐箕」は、脱穀した籾から、稲の葉や藁くずを取り除き、籾を選別するための機械です。手動の回転式レバーを回すことで人工的に風を起こし、風の力で籾や藁くずなどをそれぞれの重さに選別するという装置です。明治時代から使われ始め、一般の農家に広く普及したのは大正時代と言われています。
この2つの道具を使って、みんなで協力しながら、脱穀をしました。稲の束がたくさんあったので、約2時間ノンストップで作業しました。「今の時代は機械で作業できるからよかった」「こんなに大変なら、お米を大切に食べよう」など、学びの多い5年生でした。