学校日記

多羅葉の葉っぱ

公開日
2021/07/05
更新日
2021/07/05

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 勝加茂小学校の正門のすぐ北に「多羅葉(たらよう)」という木があります。平安時代に「多羅葉」という木の葉の裏に枝などで傷をつけて言葉を書き,相手に渡して伝えたことが,葉書(はがき)の始まりだと言われています。
 「多羅葉」の葉は,特別な成分を含むため,傷をつけると短い時間で色が黒く変色し,すぐに文字が浮かび上がる特性や,文字がそのまま消えずに長く残る性質があるそうです。実際に葉の裏に,芯のないシャープペンシルで傷をつけて書いたのが,下の写真です。
 この「多羅葉」の木は,特別な樹木として神社仏閣で植えられ,大切にされていたと言われています。また,葉書の始まりと言われていることから,郵便局の木として定められており,東京中央郵便局の前などにも植樹されているそうです。