学校日記

戦争の傷跡 6年

公開日
2022/01/27
更新日
2022/01/27

お知らせ

 6年生は社会科で、太平洋戦争のところの学習が終わりました。1931年の満州事変から1945年まで15年間の長きに渡った戦争の最後は、多くの方が亡くなり多くの人に大きな傷跡を残しました。旧広野村だけでも、102人の方が太平洋戦争で亡くなっています。特に終戦までの1年半ほどの間に、8〜9割の戦死者が集中していると推測されています。それを元に考えると旧広野村では、1年半に80〜90人くらいの人が亡くなっている計算になります。その事実は、遺族にとっても地域にとっても衝撃であったのではないでしょうか。
 学校のすぐそばに日露戦争・太平洋戦争で戦死された方の慰霊碑があります。6年生は今までの学習をふまえ、地域の戦死者の関係者の方から説明やお話を聞きました。子どもたちのひとりは、今までこの碑を「だれか偉い人の碑」と思っていたそうです。学校の側にひっそりと佇む碑ですが、遺族の方々の思いが込められているものであることを初めて知ったことと思います。学習から帰った子どもたちが、「学校から見えるんじゃな」と言っていたのが印象的でした。今まで気にしていなかったものが、意味をもったものに見えてきた証拠だと思いました。

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